この本買って読んだら懐かしくなりました。
巻末の「しくじり不動産会社名鑑」で2008年のリーマンショックを前後にバタバタ潰れた不動産会社が網羅されているからです。リーマン・ショック前までは、サラリーマンに不動産投資を勧める会社に居ました(賃貸管理)。
現在の会社の転職時期:2008年9月
絶妙な時期だと思います。
当時から、リプラスは、なんでも通すリプラスで、(入居者審査)
スルガ銀行は、何でも通すスルガくんでした。(融資審査)
日本綜合地所、転職活動中に内定もらってた覚えがあります。(つぶれた)
ノエルが飛んで第2新卒で今の会社に入った若手は、もう立派な課長さんです。
さて、かぼちゃもそうですがなんで物件見ないで買えるのか?でもそれもしょうがないのかと思いながらも見たほうがいい具体的理由。最後に不動産投資面白いよというオススメだけしておきます。(ややこしい)
物件見るとわかる:修理のしづらさ
まず隣地との間に足場は建てられるのか。エアコンの室外機はどういう取り付け方になっているのか、給水ポンプにたどり着くまでに体が入っていけるのか、等。
これらの動線がわるいと工事費が跳ね上がりますが、仲介してくれる不動産会社はそんな事アドバイスしません。「買ってくれなくなるから」という理由もありますが、単純に想像がつかないからです。
案外、仲介会社は工事や修理の知識はなかったりします。その人が売買仲介しかやったことがないとなおさらです。
修繕費の事を聞き、営業マンが曖昧に答えるかどうかはテストしてもいいかもしれません。
物件散歩するとわかる:市場の飽和製
どういう入居者が入るのか、想像がつかなくても、地場の不動産屋さんに飛び込んで聞いてしまえば結構教えてくれます。
普通に地図持って、「この物件買おうと思うんですけど入居さん付きますか」とか聞けば大丈夫です。
意外と教えてくれますし、人によっては話しこまれます。
物件見るとわかるかも:愉快なお隣さん
「隣の入居者が夜な夜なベランダに忍び込んで裸踊りをする」とか、「内見に行ったら隣のババアが鎌もって追いかけてきた」とか地場の不動産会社で仲介やっていた母親から聞いたことありますから、そういう愉快なお隣さんが付帯した物件を買ってしまったら、いつかいなくなることを夜な夜なお祈りする以外、術がなくなります。
残念ながらこのリスクをゼロにする術はないです。それだって見に行けばわかる可能性あります。(鎌もって出てくるので)
我が母親、自分のマンション買う時はご近所に聞き込みまでやってました。
でも、さっさと買わないといつまで経っても買えない
しかし、幾らコチラが石橋を叩いて渡る準備をしても、物件は水物なのでさっさと買わないと別の人が買ってしまいます。仲介も、決断の遅い一見の素人に付き合わないですぐ買ってくれる客にすぐ情報流すからです。
なので「現地見ろ」と言いつつ、見ているといつまで経っても買えません。
そして多分、「バスに乗り遅れるな」の心理になっちゃうんでしょうね。
そうすると、買ったはいいがどうにもカス物件で、「ローン持ち出し。土日は夫婦で泣きながら壁を洗う」とか始めます。
ジタバタしているうちになんとかなる
そのようなカス物件を買わせた仲介にガンガン文句をいってコミュニケーションを深め、自分でもセルフハウスクリーニングを始め、クリーニングの仕上がりクレームはカス物件買わせた仲介会社(だいたい賃貸管理がセットで付いてくる)に押し付けているうちに、だんだん物件が良くなっていきます。
あと、1回買うと情報が有利に回ってきます。
そうこうしているうちにすこしキャッシュも貯まり、なぜかカス物件も共担になり、それらをを頭金に突っ込んで次を買います。
そんなこんなで数棟持てるようになればアガリです。
思いつきで書いたまとめ
10年前の経験則ですがまあ、大体合ってると思います。
なお、全然別記事で「物件は見たほうがいい」を問うてますが、それだと買えないよなと思い直した次第です。

不動産の現物投資はかなり泥臭いですがとても面白いと思います。興味のある人はこちらも読んでください。
これよんで、「あ、ちょっと無理」と思ったら素直にリート買ったほうがいいと思います。買えばオシマイなので。
現物不動産は買ってからスタートですよー。
貼ってみたかっただけです。
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