日興フロッギーでdポイント現金化クロス・コスト0円に挑戦中。

クロス取引はじめました

日興フロッギーを使いdポイント現金化クロスをチビチビ行ってましたのでそのご報告です。

この記事を読んでわかりそうなこと

・dポイントの使いづらさ

・日興フロッギーの注文の仕方なんとなくの仕組み(主にデメリット)

・低位(ボロ)株ってステキ

・つなぎ売り(クロス取引)って、多分そういう事ね

dポイント(期間・用途限定)が死ぬほど使いづらい件

d払いで役に立たない

d払いはポイント還元キャンペーンを本当によくやってくれます。
「お買い物ラリーで30%還元」等、還元率も20%~50%位の大判振る舞いです。
但し、こういう還元キャンペーン時、「ポイント利用によるd払いは還元対象外」が殆どです。

たまたま「丸亀製麺d払いで+20%還元キャンペーン(500円以上の決済が条件)」があったのでキャンペーン内容を拝借してきました。

「d払いのお支払い方法を電話料金合算払い、dカードでのお支払い、d払い残高からのお支払いに設定された方が対象です」とあるように、そこにポイント払いは含まれてません。

20%以上の還元キャンペーンあるからこそd払い使う人にしてみれば、ポイント使ってd払いをすることはまずありません。

期間・用途限定ポイントはdポイント投資で使うことができない

書いてある通りです。使えません。

dポイント投資は、dポイントで投資の疑似体験ができるサービスで、以前は「6時間分後出しじゃんけんができるサービス」として大人気でしたが改悪されてしまいました。今は皆さんクリーンエネルギー投資をされているようです。

管理人、大分後発組でしてこの投資をやるためにECナビでdポイント60,000ポイント交換し参戦しましたが300Pくらいしか儲かりませんでした。

そもそも、引き出しもdポイントで返還されるので、このサービスで現金化はできません。

話戻りまして、

・d払いのキャンペーン還元ポイントは期間限定ポイントです。
・年末のdポイント交換増量15%キャンペーンも期間限定ポイントです。
・ポイント有効期限はだいたい3か月、年末の増量ポイントは2月末に降り注がれます。

ローソンお試し引換券でせっせと利用できるならいいのですが、ローソンが近くにないとどうにもなりませんし、最近はすぐに引換券在庫がなくなるようです。

お得に使おうと思えば思うほどフリーズするdポイント(期間・用途限定)、はてどうしましょう。

日興フロッギーはdポイント(期間・用途限定)が使える

そこで救世主です。SMBC日興証券内のカジュアル端株購入サービス「日興フロッギー」は、期間・用途限定ポイントが使えます。100円から株が買えるサービスで、株数が1株未満でも買えます。

dポイントで株を買ってすぐに売ればポイントの現金化ができるわけです。

 

勿論、値動きリスクがあり、取引手数料もかかります。
値幅による売却益狙い・配当目的ならばそんなこと気にしなくていいのですが
「ただ単に現金化したい」場合は見過ごすことができません。

 

デメリット:取引手数料(売り)が高い

日興フロッギー、買いの手数料はゼロですが、売りの手数料がべらぼうに高いです。

2,000円売って、10円の手数料と聞くと大した事ありませんが、「10万円売るのに500円かかる」というと他の証券会社に比較してべらぼうに高いです。
ただし、日興フロッギーでは売却時に500円につき1ポイント(0.2%)相当のポイント還元の仕組みがあるようです。10マン売って500円200P還元されるから実質300円。ポイント1円と考えればそうです。

尚、SMBC日興証券自体が、「フロッギー内で単元分(100株)数が溜まっているなら、ダイレクトコースに振り替えて売却したほうがいい」とアナウンスしております。

買付時も手数料発生ますので、10万円を往復した場合は274円です。

今時ネット証券は、50万円までの取引手数料無料が多い昨今、それでも高い。高いんです。

 

値動きヘッジ方法は225ETFとインバースをETFを同額買う事なんだが・・

株式購入に値動きはつきものです。

この値動き自体をどうにかしたい場合、ヘッジはできます。真逆の動きをする株を買えばいいのです。
日経平均と連動するETFと逆連動するETFをを同額づつ買えばいいというのが現状の最適解です。

・1321:日経225ETF
・1571:日経インバース指数ETF

インバースとは、「逆の、反対の」という意味です。日経平均が上がれば下がり、下がれば上がります。1321と1571を同額づつ買って売るのです。

「この買い方でこれで値動きプラマイゼロになります!」というブログ記事もありますが、組み入れ資産も異なりますし、他にもなんだか色々ありますのでプラマイゼロにはなりません。

・1321:日経225ETF投資対象:日経225採用銘柄(ファストリ・ソフバンG・東エレ、等)
・1571:日経インバース指数ETF:日経平均先物売建(限月:3)※2021年1月現在

両銘柄、本日の値動き

仮に1万円づつ買ったとすると、

1321日経ETF:▲480円÷2.858=▲167.94円
1571インバース:+20円÷0.1084=184.94円 

17円差です。大体相殺できるくらいに思っておきましょう。

売却コストはポイント還元含めると0.3%なので、20,000円だと▲60円位です。

dポイント現金化コストが「0円」になるかもしれない買い方。

ポイ活で貯めたポイントは通常家計の感覚に置き換えると10倍位するので、10Pの損は100円損した位の感覚になります。なるべくケチりたい。

ここでようやく本題です。dポイント現金化をコスト0円にできるかもしれない方法です。

・日興フロッギーで単元買う

・SMBC日興証券で同数を信用売する

・フロッギーで買った株をSMBC日興へ振替する

・現渡(信用売建を現物株で相殺)する

※わざわざ「できるかもしれない」と書いたのは理由があります。後ほど説明いたします。

日興証券は、現物取引手数料はゲロ高ですが、信用取引手数料は0円です。

買い建て(売り建て)買埋(売り埋め)現引・現渡すべてすべて0円です。

金利・貸株料はかかりますが、1円未満なら発生しません。

 

どうやら低位株は色々使い勝手があるらしい

貸株料を1円未満にする為にはどうすればいいか、分母(株価)が小さい銘柄を選びます。

制度信用取引の場合、貸株料は年利1.1%なので、株価が33,182円以上の場合1日あたりで1円発生します。フロッギーを使った貸株日数は最低4日、休みを挟むとその日数分もカウントしなくてはいけません。

なので100株あたりの取得単価が数千円(株価2桁単位)のボロ株を選びます。

管理人の存じ上げているボロ株

・8107:キムラタン 1株23円

・6628:オンキョー 1株16円

・2315:CAICA   1株19円

・6993:大黒屋   1株24円

但し、ボロ株だからなのかなんなのか、取引規制がはいることが多いです。キムラタンはずっと前から新規売建禁止・オンキョーは制度信用銘柄選定取消・CAICAは貸株注意喚起(2021年1月8日)、そういった規制情報が何もついていないのは大黒屋になります。

大黒屋のチャート

日足

15分足

一日の値動き幅が1、2円程度(25円~23円)しかなく、加えて出来高はほぼ、前場・後場の寄付き時だけです。

これは大黒屋の企業業績・チャート形状の売買というよりも、節税クロス御用達銘柄だということがサルの管理人でもわかります。平均取得株価は、取引手数料も合算されるバグを利用して見た目損失が出ているようにするやり方です。

ちなみに大黒屋は持て余したビール券を換金する時など、日常でもお世話になりますしきっと安泰企業なんだろうなと思ってます(雰囲気語り)。

値動きがせいぜい1.2円、ほとんどないというのはdポイント現金化クロスにとってとても喜ばしいのでこの銘柄にします。

 

わりと忌々しい日興フロッギーの発注・約定ルール

時間指定による成行注文しかできない

日興フロッギーは注文時間に応じて、前場始値・後場始値のいづれかの価格で約定します。

後場の注文時間短いです。dポ現金化クロスを後場の始値でやろうとするとスケジュール感は、

・前場ザラバ中:フロッギー買付

・昼休み:SMBC日興売付

あわただしいスケジュールとなり注文ミスをやらかしそうです。なので、前日夜に前場始値注文ででまったりやればよろしいかと思います。

金額指定でしか買えない。

そもそもの大前提ですがクロス取引で値動きをゼロにするためには、売りも買いも同数量・同額に注文する必要があります。数量は選べますが、価格は決められないので寄付の注文時に成行注文を入れるわけです。

寄付きは基本的に、売り、買い両方の成行注文が約定することがルールなので、片側約定することはまずありません。

そこで大問題。日興フロッギーは、購入金額指定でしか注文ができないのです。

これがコスト0円で買えるかもしれないし、買えないかもしれない原因たるものです。

つまり寄付き価格を予想する必要があるのです。

24円の株を2,500円分買うと、104.166666...株と買えますが小数点6桁より下は切り捨てられてしまうので切り捨てた分はどこかでコストとして発生します。

24円の株を2,300円分買付すると、95.83333…円となり100株ないと日興に振替ができないのでここは一番避けたいシチュエーションではあります。その場合は次の買い付けで買い足すか、うっぱらう(0.5%の手数料発生)か、どちらかの判断が生まれます。

当日の気配(板情報)を見ながらギリギリ粘りたいといったところですが、当日の注文締め切りは8時まで、気配が立つのは8時からです。

なので価格予想は前日終値・夜間PTSでの値動きを参考に、という程度です。

ここでようやく実践編。

日興フロッギーで買付入れる

それではチャートと終値をみながら始値を23円とみるか24円とみるか検討します。

 

4株ちょいちょいのジャリ銭をつかまされるか振替できない99.9株のゴミ株を買ってしまうかなので2400円(24円)にしておきます。

ちなみに1571(インバースETF)も、1株から買付ができるので数千円の価格帯でクロス取引可能ですが、日経平均と連動しているので値動きが激しく安全幅(=ジャリ銭が増える)をいくらで見ておくか難しいです。何より、フロッギーは100円単位でしか買付できないので、10円単位の端数ジャリ銭は必ず生まれる運命です。

なので、なるべく値動きのない地蔵のような株の方がよろしいかと思います。

SMBC日興証券で100株売り注文(成行)を入れる。

ザラバ中の注文はドキドキしますが、夜注文を入れる分にはいくらでも修正ききます。

制度信用取引で行うので念のため、貸借倍率を見て見ます。

4.46倍なので全く問題ありません。

貸借倍率とは日証金の融資(買建)÷貸株(売建)の倍率です。倍率が1を切ると株不足⇒逆日歩がつく可能性が出てくるというやつです。コンマ幾つがヤバいのかはよくわかりません。4倍あれば十分でしょというザル感覚です。

翌朝、売り注文が通ったことがわかります。

始値24円。フロッギー買付価格2400円なので、今回のクロス取引はコスト0円決定です。

日興フロッギー側はどうかと言いますと、すぐに「約定」とはでません。

「前場約定分は12:30頃からご確認いただける」ようです。

【さらに面倒】フロッギー内受渡に2日、振替に1日、別途発生

ここでフロッギーの面倒な点として普通のクロス取引よりホールド日数が増えるのです。

株取引は注文(約定)から受渡までに2営業日程必要で、金利や貸株料も受渡日ベースです。手数料計算は両端入るので2日分の手数料は必ず発生し、その間休日が入ると休日分も貸株料は取られます。

上記はSBIの優待クロスカレンダーに雑に矢印をつけたものですが、24日に権利付最終日に買った株の受渡は2営業日後の26日、25日に売却した株の受渡日も、2営業日後なので3月1日です。間に土日が挟んでいるので4日分貸株料がかかります。

さらに、日興フロッギーの場合はフロッギー内で約定した株をフロッギー内で受渡(+2営業日)が済んでから、日興証券へ単元振替(+1営業日)、できるようになるで、通常の現渡スケジュールより日数遅くなります。

注文日ベースでいうと月曜約定⇒水曜振替⇒木曜現渡ですが、

受渡ベースでいうと、水曜受渡⇒木曜振替⇒月曜現渡です。6日分かかります。

日数を抑えるには木曜日約定にすればいいのですが、幸い、2,400円の取得価格ですと6日分の貸株料は0.4円程度なので手数料ゼロ円は維持できます。

終わり

一度こなしてしまうと非常に地味な作業です。ネタになるかと思って週1回、100株づつやってましたがジャリ銭が200円ちょいちょい(8株相当)生まれてしまってます。

dポイントなくなるまで現金化クロスしようか、期間・用途限定は掃き出しができたので、ジャリ銭叩き売ってとりあえず終わりにしようか迷ってます。

なんせdポイントが現在108,831ポイントあり、2400円づつクロスするなら45回必要です。これからもちょいちょい付与されていきます。週一で行っていたら約一年かかる計算です。

そんなこんなで、履歴を見て見ると残高ベースで、何故か取得単価が切りあがって評価がマイナス幅が大きくなってます。

評価額

⇒約定単価は24円か25円の時なので、株価26円の時に買ったことは一度もありません。

残高

⇒取得価格累計推移が何だかよくわからないですね。どういう計算順序なんでしょ。

⇒取得単価も徐々に上がってます。

 

取引履歴(横スクロールにしようと思ってできませんでした(^_^;)

受渡日約定日商品等取引種類銘柄名(ファンド名)銘柄コード口座数量単価支払(出金)預り(入金)摘要
2021/2/12021/1/28信用現渡大黒屋6993特定100252,500制度 建日:21/01/25 建値:25
2021/1/272021/1/27国内株式移管入庫大黒屋6993特定100 
2021/1/272021/1/27キンカブ国内株へ大黒屋6993特定100 
2021/1/272021/1/25信用新規売り大黒屋6993特定10025制度
2021/1/272021/1/25キンカブ買付大黒屋6993特定104252,600 
2021/1/27入出金入金2,600dポイント入金
2021/1/252021/1/21信用現渡大黒屋6993特定100242,400制度 建日:21/01/18 建値:24
2021/1/202021/1/20国内株式移管入庫大黒屋6993特定100 
2021/1/202021/1/20キンカブ国内株へ大黒屋6993特定100 
2021/1/202021/1/18信用新規売り大黒屋6993特定10024制度
2021/1/202021/1/18信用現渡大黒屋6993特定100242,400制度 建日:21/01/13 建値:24
2021/1/202021/1/18キンカブ買付大黒屋6993特定100242,400 
2021/1/20入出金入金2,400dポイント入金
2021/1/20入出金振替2,400信用保証金へ
2021/1/152021/1/15国内株式移管入庫大黒屋6993特定100 
2021/1/152021/1/15キンカブ国内株へ大黒屋6993特定100 
2021/1/152021/1/13信用新規売り大黒屋6993特定10024制度
2021/1/152021/1/13キンカブ買付大黒屋6993特定104.16666242,500 
2021/1/15入出金入金2,500dポイント入金
2021/1/122021/1/7信用現渡大黒屋6993特定100242,400制度 建日:21/01/04 建値:24
2021/1/62021/1/6国内株式移管入庫大黒屋6993特定100 
2021/1/62021/1/6キンカブ国内株へ大黒屋6993特定100 
2021/1/62021/1/4信用新規売り大黒屋6993特定10024制度
2021/1/62021/1/4キンカブ買付大黒屋6993特定100242,400 
2021/1/6入出金入金2,400dポイント入金

余計な手数料支払が発生したわけではなさそうです。帳簿記帳の際に小数点以下を切り上げされることに寄り、取得平均単価が上がりその分評価がマイナスになっちゃっているんでしょう、多分。

帳簿の方が儲かっちゃているなら問題ですが(税金かかる)、損しているなら損益通算できるのでウェルカムです。

これは、何かに使えるのではと思うので、見かけ上の損失がどこまで拡大するか、週一大黒クロスちょっとづつけてみようと思います。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました