【ビジョナリーHD株主優待】額面はすごいが使い勝手考えたら30%割引券と思った方がよさそう。

個別株

ビジョナリーホールディングスとはメガネスーパーの運営会社です。

現在の株価280円に対し、100株保有した場合の株主優待の額面は30,000円分の各種クーポンです。

額面の優待利回りでみると107%。超絶すごいと思いますが、優待めあてで買うべきかどうか検証してみましょう。

実は管理人、新卒でメガネスーパーに入社し、1年で辞めてます。店舗勤務だったから楽しかったですよ。

株価と株主優待チェック

今の株価と管理人個人の思い出ポロポロ

ビジョナリーホールディングス現在の株価は280円です。

右肩下がりの低位株というやつです。管理人が新卒でメガネスーパーに入社した時は調度ジャスダック上場年でしたね。

創業者(当時の社長)一家の影響力が悪い意味で強く、奥さんが開発した化粧品なんかを売れ売れいわれて、当時はそれが嫌でしたね。

今や上場廃止し、ビジョナリーホールディングスの子会社になった形です。

当時の本社所在地は小田原でしたが、現在は東京です。

優待内容の説明

以下、ビジョナリーホールディングスIRからの引用です

2019年11月1日以降の毎年4月30日および10月31日の最終の株主名簿に記録された1単元(100株)以上所有の株主様を対象といたします。

保有株主数継続保有期間内容 ※()内は額面
金額表記はいずれも税別価格
1単元(100株)以上
10単元(1,000株)未満
継続5年未満■メガネレンズお仕立券(10,000円)※1 2枚
■トータルアイ検査プレミアムコース券(4,000円):2枚
■リラクゼーション10分券(1,000円):2枚
継続5年以上■メガネフレーム券(10,000円) 1枚
■メガネレンズお仕立券(10,000円) 2枚
■トータルアイ検査プレミアムコース券(4,000円):2枚
■リラクゼーション10分券(1,000円):2枚
     10単元株(1,000株)以上■プレミアムメガネフレーム券(30,000円) 2枚
■プレミアムメガネレンズお仕立券(30,000円) 2枚
■トータルアイ検査プレミアムコース券(4,000円):5枚
■リラクゼーション10分券(1,000円):5枚

100株持っていれば30,000円分の優待が年2回もらえます。

更に継続5年以上保有していれば、メガネフレーム券というものがつきます。10単元(28万円分)ならば、もっとすごいのですが割愛します。

これだけ見るとタダでメガネが作れちゃうんじゃないのかと思ってしまいます。

(衝撃の事実!)レンズ代とフレーム代が別料金になってた

しかし物事はそう甘くはありません。

メガネスーパーは大分前からレンズ代込みの料金設定をやめてしまったようです。なので、レンズ代はフレームとは別料金です。

15年前の入社当初はレンズ代フレーム込み(要は無料)を打ち出していたのですが、今はやっていないんですね。衝撃でした。「無料レンズを客に選ばせないことが君たちの営業センスだ」と、本社の人が販売員に無茶ぶりしていたのはよく覚えています。

さて、公式の価格表をみてみますと、レンズ代は、15,300円(税別)からのようです。

サイトはこちら。

尚、度数が高くなればなるほどレンズが厚くなります。なので、目が悪い人(度数が高い人)は、屈折率が高いものを選んだ方がレンズの厚みが薄くなります。

超ざっくりした目安はこちらです。度数はコンタクトレンズの処方箋でわかると思います。

・度数̠▲1~▲2:屈折率1.6

・度数▲3~▲4:屈折率1.67

・度数▲5以上 :屈折率1.74

視力でいうと度数が▲1~▲2で0.3~0.1位だったかなと思いますがここ⁈はよく覚えてません。

同じ屈折率でもレンズによって高いの安いのありますが、レンズが球面・片面非球面・両面非球面とかの差です。

なんだそれ?と思われると思いますのでレンズの断面図かきました。ペイントでやると時間食いそうなので、ノートに書きました。

近視は、目のレンズが凸方向に行き過ぎた屈折異常なので、凹レンズで調整するわけです。球面レンズはナチュラルベーシックなレンズですが、レンズ自体にもふくらみがあるので厚みも余計に出てしまいます。非球面はテクノロジーの賜物である分高くなります。「非球面の方がモノの見え方のゆがみが少ない」とセールストークされますが、個人的には慣れの範疇かと思います。

いずれにしても、レンズ代の最低価格は15,300円(税別)、税込みにすると16,830円。レンズ仕立て券の額面は10,000円ですので、手出しは必ず6,830円以上発生します。

「レンズ仕立て券」を2枚(20,000円分)いっぺんに使うには、レンズ代が30,000円以上にならないとダメみたい。

15,800円(税別)のレンズを購入し、レンズ仕立て券を2枚使えばいいのでは(釣りは要らんから)と思ってしまいますが、レンズ仕立て券を2枚いっぺんに使うには、レンズ代が30,000円にならないとダメなようです。

28,100円のレンズを選び、3,000円のオプションを付けることで30,000円以上にして20,000円分使えるようにすることが可能かどうかは要確認です。よそ様のブログに「公式サイトのFQAではNGだったが、店舗に聞いたらOKだった」とありました。そちらのブログ更新は2017年のものでしたが、現在のビジョナリーHDのFQAには掲載されてません。

どちらにしろ、それでも10,000円は持ち出しです。

更に、「レンズ仕立て券」と「フレーム券」は併用不可。

それでも5年以上ホールドして、フレーム券もらってレンズ仕立て券とダブルで使えばまあまあお得な買い物になるのではと思うじゃないですか、ちゃいます。

株主優待のページではない、「よくある質問」コーナーに、

「メガネフレーム券とレンズ仕立て券は併用できない」と書いてあります。

株主優待のFQAサイト

尚フレーム代はピンキリのでキリで1万円台。ピンは青天井です。素材が金・鼈甲のフレームとかも取り扱いあります。ガラスケースに入ってました。

5,000円位のフレームもありますが、これは特売、見切り品枠です。

結論:優待めあてで株買うならフリマで株主優待買おう

メガネスーパーの今の平均販売単価は36,000円らしいので、最多価格帯が30,000円なんだと思います。超適当ですが。

色々条件見てみたところ、1回の買い物で使える10,000円の割引券と思った方がよさそうで、実質30%割引券と考えたほうがイメージしやすいのかと思います。

そして株主優待として1回の買い物で使える10,000円分の買い物券を年間4枚配るわけですから(5年以上なら5枚)自然の摂理としてダブつきます。なのでフリマサイトに数百円で放流されてます。

ぜひご活用を。

メガネスーパー、最近は視力検査そのものを売りにしているようです。自分が勤めていたころよりマトモになってよかったです。

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