【貸してくだせぇおねげぇします】旧耐震物件、住宅ローン7行申し込んだ結果報告

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前回の続きです。自宅購入について、住宅ローンを自力で手配し四苦八苦しました。
人生に2回も3回もある事ではないので、気持ち・思ったこと含めて記載していこうと思います。

【前回の記事】

【実録】マジで住宅ローン7行に申し込んだ所感と築古中古売買契約について
昨年位から、旦那がボチボチ中古マンションを探しておりました。新築・築浅は高くて買えないので旧耐震も厭わない築古狙いです。自分より年上の団地・マンションがボチボチ入居者入れ替えの時期に差し掛かってます。先週の土曜日、「ちょっと高すぎてさ...

最初は「クレカ作りすぎ」である本人与信に不安を覚えていたもののそんなことは多分ほぼどうでもよく、「旧耐震物件(昭和56年より前)・耐震工事なし」という物件特性で超苦戦という状態です。

売買契約について:感慨ほぼなし。白紙になったらゴメンナサイ。

売買契約の為に仲介会社まで出向き、書類がわらわら散らばる中、署名をしまくります。

本来なら「これでマンションワイのもん」のはずですが、ローン特約が付いているとそんな気分になれません。「銀行本審査の書類が揃ったな」位の感慨しかありません。

契約前々日位に「契約書に貼る収入印紙1万円分用意して」と言われ、言われたとおりにもっていきました。が、原本作成は1部のみ(買主原本・売主コピー)。印紙税は売主折半ではなく買主全額負担です。

慣習的なもの、パワーバランス的なもの抜きに「(ローン白紙撤回したら)無駄契約になっちゃうもんな」と弱気であったため、印紙税負担買主100%は妥当という気分でございました。

目の前にいる売主さんには「白紙になったらゴメンナサイ」と言うきもちです。

SMBCの担当:可愛い女の子(声による判断)。夜遅いが大丈夫か?

さて、契約2日前の金曜日夜19:30ですが、フリーダイヤルの着信をとると「三井住友銀行です、ローンの事前審査が降りましたので結果をお伝えします」と借入金額・年数・利率を言うではありませんか。え?いいのそれ、アテにしていいの?

希望:3,680万 変動(当時の最大0.475%)35年

事前審査結果:3,300万(▲380万) 利率0.475% 35年

事前審査結果を言ってくるのは一番遅いものの、だれよりも一番早く具体的な条件を言ってくるではありませんか。

しかし、「ご希望条件と合わないので、本審査に入る前にここでお取下げもできます。」といきなり後ろ向きな事を言ってきます。

「いや、いい条件だと思うので前向きに検討したいのですが、失礼な話、本審査後にキャンセルというのは不可能なんですか?」と聞きます。なんかごにょごにょ言ったのち「…まあできます」と言われます。

そして、本審査申し込みから結果連絡まで2週間・そこからローン契約・融資実行まで1か月半(全部でここから2か月)というそのまま仲介会社に伝えたら鼻で笑われ怒られたスケジュール感を言ってきます。「怒られちゃったと」そのままおうむ返しに電話します。

郵送書面でのやり取りがあるのと、手戻り(やり直し)を含めるとそれくらいかかってしまうといいます。

自分のサラリーマン・OLとしての仕事のしやすさを客に押し付けている感は受けなくもないですが、ところでこんな女の子が20時近くにフツーに電話をかけてくるのは大丈夫なのだろうか?色々激務すぎてなんか夜分遅くになってしまったのか?銀行員は朝早いもんじゃないのか?残業時間とか、どうでもいいことが気になります。

「頭金1割はフツーだし、変動も最大条件だしここでもいいかな(本審査通るのだろうか?)」という気分になります。

りそな銀行:腰の低くそう(?)なおじさん

そんなSMBCからの電話の前に、実はりそな銀行からも電話がかかってきています。市外局番です。19:00位です。不在着信を折り返した形でしたが「お電話代がかかってしまうので、折り返します」といわれ着信を待ちます。SMBCもりそなも、どっちも変な時間に電話かかってきて困惑します。

コレ、当たり前ですが、会社員を相手にして日中に電話すべきでないと思っているのです。私の場合は職務中でも私用電話は取れますが全く取れない人もいます。客からの希望がない限り、日中にかけるのはむしろ失礼で、客に合わせた時間帯が夜なのです。

「お申し込みのお部屋が緊急輸送道路に面しているかお調べ頂いていいでしょうか?行政のネットで確認できます。ご職業柄お馴染みも深いでしょう」との事で、行政のネットで調べられるならなぜアンタが確認しない?という疑問と、ビルのメンテナンス屋が道路に詳しいわけなかろう。日体大卒業生が全員、体育教師か体操のお兄さんになりますか?不動産関連で業務内容を括ったとしたら大分おおざっぱだなぁオイ、という気持ちに。

理事会で耐震補強工事の検討話が出ているかという事と、修繕実施状況のリストが欲しいと言われますが住んでもないのに知ってる訳ありません。住んでたって、興味がなければ知らんと思います。「週明けにレターパックで申し込み用紙や諸々案内の入った書類を送ります」と言われます。なんとなく、慇懃無礼な印象を受けます。

レタパ待ち。書類の返送のやり取りで一週間はつぶれそうです。

SMBCで借りた場合、貯金が730万円吹っ飛ぶ事に慄く。

この時点で、事前審査は早かったものの、具体的な貸出条件の提示をしてくれるSMBCでいいかなと思います。どこにでも支店あるし。仲介会社の最寄り駅に口座もあるしで。

さて、ローン申し込みを作るとき、ものすごく簡単な資金計画をつくらさせられます。事前申請の際に諸費用は適当に物件価格の10%程度として350万円突っ込んでおきました。

こんな感じ(事前審査編)

諸費用と言うのは物件価格の大体10%と言われています。泣いても笑っても絶対かかります。

【大方の人は絶対かかる費用】

・仲介手数料:取得価格の3%

・ローン融資手数料:借入金額の2.2%

・登録免許税:
 (所有権移転)固定資産税評価額の1.5%~2% ※築年数による特例(減)アリ
 (抵当権設定)固定資産税評価額の0.4% ※築年数による特例(減)アリ

・不動産取得税:固定資産税評価額の3% ※築年数による軽減措置アリ

固定資産税評価額が分からない場合、取得価格に置き換えて、パーセンテージを計算したとするとあーら―不思議、10%前後になります。

登録免許税、マンションは築25年以内なら0.4%ですが、築48年ですので2%かかります。不動産取得税の軽減措置も同様、耐震工事をしていない築古物件には縁がありません。

ローンの融資手数料は一括払いを記載してます。

仲介手数料は旦那の会社を通しているのでゼロですが(なのでローン打診が手弁当状態な訳)、ココに火災保険料と、引っ越し費用、足りない家具什器代(エアコン4基)がかかるので350万は多分マジでかかります。

【SMBC本審査用に作った資金計画】

ここで「730万も持ち出すの?」でハタと手が止まりますと、出せなくはないですが素寒貧に近い状態になります。株はありますが売りたくありません。

そして、仲介会社の話を思い出します。「フツーの銀行だったら本審査から承認まで5営業日ですよ」と。ここまでが日曜日までの話。

りそなに出向いて「貸してくだせぇおねげぇします」という心境になる

週明け月曜日、ダメ元でSMBCに聞いてみます。「事前審査でいわれた金額より本審査で多くなることありますか?」と、

「厳しいですねー(あり得ません)」という回答を得た後、りそなのレタパを待ってられる気持ちにはならず、「今から資料もってそちらに伺います」とりそな銀行に電話します。

ちゃんと有給(時間単位)を取ります、聞かれてもいない理由を述べると上司は笑ってました。

そして訪問すると、挨拶はそこそこに「書くもの多いのでどんどん書いちゃいましょう」と言うあわただしい感じになります。

訪問前、言われたとおりに緊急輸送道路について調べますが、「ご自身でも調べてください」の意図がなんとなくわかります。その、緊急輸送道路のわかる行政の地図が死ぬほど見づらいのです。

【コレがそれ:実際の購入物件の位置とは全く関係ありません】

全然わからない

 

お判りでしょうか。上の地図の下の方の赤線の、道なき道をぶっとおしている感。ブラウザ設定によって微妙に位置がずれるのか、スマホで調べたとき沿線ともとれる見え方をしていたので焦りました。

尚、緊急輸送道路災害発生時の物資輸送として国や自治体が指定します。その沿線にある建物は耐震補強が半ば強制的に義務付けられています。倒壊されて道をふさがれても困るからです。助成金も出ますが、計画・段取りは所有者(管理組合)マターになるわけです。仕事上知らんので、ググって調べました。

そして、購入予定物件の登記簿表題部はB棟だじゃら「B-101(号数は仮称)」であるはずなのに「G-101(号数は仮称)」と謎のGが現れます。多分ですが、最初の表示登記のときにBとGを勘違いしたのではないでしょうか?こんなところからハザードマップ上で建物がどこにあるのか確信が得られなかったのではないでしょうか。

とりあえず、耐震についてなんら対策も対応もしていない築古物件のローン付けはとても大変なようで。「うち(りそな)の銀行は旧耐震もやってるんですけどねー」と社会福祉の一環を担っているオーラを出されてしまいます。

銀行に出向く前は「SMBCさんは事前審査で0.475%でしたよ」と言ってみて有利な条件を引き出そうとしますが、銀行側にしてみればこんな案件、ただ面倒くさい仕事です。ボランティアの精神で実施しておられます。なのでいざ、店内腰かけて色々話を聞いているとそんな他行の条件を持ち出して綱引き駆け引きはする気にもならず、

 

セリフは辻褄合うよう変更してます。

 

誰か、、、このズタボロ物件にお金を貸してください。

なんか卑屈にも近い申し訳ない気持ちになります。クレカ作りすぎとかいう与信上の不安感なんてなんのその、古すぎ物件というだけでローンが大変なんだと思うわけです。

つかれたので一風堂でラーメンを食べ、危うく無銭飲食になりそうなところを引き返してお会計をした後、電車に乗ります。

単に相見積もり取得しているだけだから・・・、

せいさいと読んでました

情報の非対称性をモロに喰らい弱気になってますが、フラットに考えるよう努めます。現在の進捗は単に銀行各社から相見積もりを取得しているだけです。

銀行さんにとってはボランティアないしブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)かもしれませんが、ワタクシにとっては一生に一度あるかないかの判断局面です。行員さんにとってはクソ仕事でも、サラリー(残業代)をもらって行う業務範疇です。どこの銀行もすべて「本審査で落ちることもあります」と匂わせているのでこちらとしては滑り止めも必要です。

もうひとふんばりと、不安になるレベルで速攻事前審査が通ってた住信SBIネット銀行の為にコンビニに立ち寄り色々コピーを取ります。ここは所得証明を原本要求するので課税証明書を取り寄せます。しかし他の銀行は住民税の決定通知書(5月位に会社からもらう細長いアレ)のコピーでいいのになぜ原本なのか?発行手数料300円たっかいんだけど。

そして、SMBC用に書類アップロードを済ませて私のやる事は終了です。

尚、みずほ銀行は担当行員がゴミの部類でしたので、本申し込みは見送りました。

「進捗報告とお気持ち確認」という銀行仕草。

そして本審査の結果は、まずりそなから連絡が入ります。出向いて調度1週間後、1日祝日挟んだので仲介会社の言った通り、本当に5営業日目です。「遅くなっちゃってごめんなさーい。進捗報告です。満額で、35年。利息はゴメンナサイ0.57%までしか下がらないんですー」と、途中報告と言いつつ、こんなにベラベラ喋っていいのか疑問が残る電話が来ます。

電話の意図が果たして何なんだろうかと疑問に思い、状況を職場の周囲にしゃべり散らします(私、職場でよく喋るコです)。「ここで他行の方が条件いいなら断るでしょ?」ともっともな見解を頂きます。銀行的にこれから社内処理が必要で、それが面倒なので一旦客の意向を確認するという事。

なんか銀行員仕草というものに触れられて面白いですね。

電話が多い。とにかく基本は電話なんです。

3,300万円(0.475%)と3,680万円(0.57%)で見合う事に。

そんな進展報告とお気持ち確認から及び事前承認結果を鑑みるに

・730万円を自己資金とし 3,300万円を0.475%で借りるか、

・350万円を自己資金とし 3,680万円を0.570%で借りるか、

この2択です。ちょっと悩みます。毎月の支払いは12,000円位異なります。

この毎月12,000円(年間約15万)を、380万円を元手に稼ぐことができるかどうかですが、年利に直すと3.9%。優待クロスで余裕でペイ出来そうです。

「先の金より今の金」ともいいますし、そもそもこれらの自己資金はは全て私(ママ)が手当してまして、旦那(パパ)からはそこら辺の自己資金負担をどう考えているのか?貯金的なものがあるかどうかもわからんのです。

ちょっと悩むはウソでした、即決です。

お気持ち確認の電話から2日後、正式に本審査承認の連絡が入ります。「他行とも相見積してたんですけど御社に決めようと思います」とつたえます。あとは住宅ローンナビでのやり取りとなりました。

ありがとうSMBC。好感度はUPした。

SMBCはなんとなーく、そのままおっぽらかしにしていたのですが、本審査の申し込みをしてから調度2週間目の夜、家族で焼肉食べているときに「SMBC住宅ローンプラザですけど本審査の承認が降りましたー、事前審査結果とお変わりない条件です」と、夜の19:30にフリーダイヤルで架かってきました。子どもがいるので席から離れることはできません。周囲の雑踏をそのままに、真摯に、丁重にお断りをします。

「御社が一番金利は低かった。でも他行は満額貸してくれた」と伝えます。

「そうですかわかりました」とひどくがっかりする様子もなく過度に事務的な態度でもない、ほどよい温度感の話し方に好感を持ちます。

本審査申し込みから承認まで、本人が言ってた期日も守ってます(遅いけど)。

私にもっと余力、現金あればSMBCでもよかったんだけどねとちょっと思いました。

おわり:餅は餅屋か手弁当か?

そして、残る住信SBIネットですが「2歳のお子さんがいらっしゃることが判明したので育休期間と復帰年月、直近の給与明細6か月分とボーナス明細1回分ください」とかなり眠たいことを言ってきた後、案の定、審査落ちを食らいました。なんだよ判明したって、子どもいちゃ悪いのかよ。

つまり最初に申し込んだ4行(三菱UFJ・auじぶん・横浜銀行・住信SBI)は全滅

仲介会社がアドバイスくれた2行(SMBC・りそな)だけが本審査まで進んだのです。みずほは辞退。

しかも仲介屋さんの「住信SBIの事前承認は信用ならん」という経験則にさらに裏付け事例を与える始末。

不動産屋(仲介会社)の住宅ローン手配は慣習的・付随的な業務とはいえ餅は餅屋でございました。

そもそも周りにはこんなにローンでひいひい言っている人はおらず、「なんか不動産屋さんがやってくれたよ(よう知らん)」という人が多いのです。そして手弁当でやってみてわかったのは、情報の非対称性が強すぎます。ケータイについてドコモショップに駆け込む人の気持ちがわかりました。確か不動産会社に任せた方がラク。

ただお任せするのもいいのか悪いのかでいえば正直わからず、1行だけしか打診してくれない可能性もありますし、それがその時の担当者気分の可能性もあり得ます。

ちょっと気になったのはたまたまその仲介会社のリノベーション物件チラシが入っていたのですが、ローンシュミレーションの金利が私の引き出した金利とどれも0.2%高かったのです。

最初SMBCの0.475%を伝えたときも、「そんな金利はじめてみた」と言ってましたので、

チラシの金利は中央値か平均値を取ったのか、もしかしたら保証型の金利なのかもしれませんが、間に人が多ければ多いほど、、なんだと思います。

【画像引用元】

1巻です。この頃の義勇さん好きです。

 

パパかっこいいです。

クソどうでもいい仕事の語源

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