ちょうど原油関連の株が下がっているというのでロイヤルダッチシェルを9株買いました。
利回り6.5%~7%という高配当株です。
外国株式特有のリスクに為替差損(差益)というものがありますが、それ以外のコストをすっかり忘れて調べてまとめた内容です。
スプレッドが存在することを忘れていた。。
さて、購入当日はドル円が108円~109円台で推移していたので円安というほど円安でないだろうと思いました。
しかし、

約定明細
ありゃりゃ、為替レート110.15円とな。
一時期110円台に跳ね上がるタイミングでもあったのでしょうか。
そんなことはございません。
外国株式を購入するには適用為替レートに各通貨毎のスプレッドが加算されるのです。
楽天証券の場合、米国株式を買う為のスプレッドは25銭。
買う場合は+25銭が加算され(TTS)、売る場合は-25銭が差し引かれた(TTB)レートになります。
尚、余談ですがMUFG等、街中の銀行で外貨両替をする場合のスプレッドは1円(100銭)です。「往復2円」といわれるように、10万円分の外貨をドルにして円に戻すと為替レートは同じでもスプレッドコストとして2,000円差し引かれます。
このスプレッドコスト、何とかならないのでしょうか?
楽天証券内のFXでは現引(ドル転)できない。
楽天証券内にFXがあるのでこちらで文字通りForeign Exchange(外貨両替)できないものでしょうか。
うーんできませんか。
SBI証券のFXは現引きできるが1万通貨から。
SBI証券も、スプレッドは25銭です。
但し、SBI証券内のFXならば現引きできそうです。しかし
FXの基本は1万通貨です。ミニFXとは1,000通貨単位の取引の事です。
つまりFXから現引き(ドル転)するには、1万ドルから(日本円なら1,100,000円)が最小単位になります。
管理人にそこまでの資金余力はございません。
住信SBIネット銀行でドル買い→SBI証券への資金移動が最適解?
あと有名な住信SBIネット銀行を見てみます。
25銭よりは大分安いです。表記は4銭ですが、スプレッド幅としては片道2銭だと思います。(要確認)
さて、あとはSBI証券との互換性ですが、
送金コストなし。基本即時反映のようです。
あとは取引手数料(約定価格の0.45%)です。
(2020年2月7日訂正 投稿当初の記事が大間違いしていましたので訂正しました。申し訳ありません。)
取引手数料はSBI証券も楽天も約定価格の0.45%~20ドル(税抜)です。
各社広告うたい文句の「取引手数料0円」になるのは約定代金が約2ドル以下(220円くらい?)の時なので出現することはないでしょう。
反対にずっと20ドル(2,200円)になる損益分岐は4,500ドル(495,000円)です。
管理人の資金余力では0.45%の手数料ゾーンをずっとウロウロするでしょう。
本当に、円貨決済より外貨決済の方が得なのか?
円貨決済の場合の約定為替レートは翌国内営業日10:00の為替レートです。
SBI証券引用 現地約定日の翌国内営業日〔米ドル及び香港ドルは日本時間午前10:00、韓国ウォン及びロシアルーブルは日本時間午前10:30〕に当社が決定した為替レートを基に受渡代金(円貨)を算出いたします。しょう。
楽天証券引用 約定した場合は、米国市場約定日の翌国内営業日午前10:00(日本時間)頃の当社為替レート(25銭の為替スプレッドが含まれます)を適用いたします。)
なので為替の相場変動が手数料を食ってしまうリスクはあります。円安向きのトレンドやレンジ相場ならドル転の意味はありますが、相場の潮目が変わって円高向きになってしまうと「実は円貨決済の方が安く済んだ」というのもなきにしもあらずです。
しかし、株買いたいな~とおもうのは大概にして上昇トレンド(円安向き)の時ですので、基本的には先にドルを用意してから外貨決済の方が安く済むのかと思います。(感覚の話です)
あとはドル円が下がったら、株買う気はなくても余力でちまちま買うとかですかね。
やはり為替相場も気を付けないといかんですな。
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